有限会社インスタイル

Home > これだけ情報源 > これだけ情報源 vol.234

これだけ情報源 vol.234

2022.02.02

2022.2.2 これだけ情報源 Vol.234

10分でビジネストレンドがわかる!

「進化するポッドキャスト広告」

DXの進化に伴いあらゆるデジタル広告が出現していますが、今年は音声による広告=ポッドキャスト広告が新たな進化を遂げ、これまでにない広告効果を創出すると思われます。音声コミュニケーションにおいては、音声SNSのクラブハウスや音声ウェビナーであるVoicyなどが急成長しています。同時にポッドキャスト広告も市場を拡大しています。
この度スウェーデンのSpotifyは、新形態のポッドキャスト広告「Call-to-Action(CTA) Card」を発表しました。CTA CARDは、ポッドキャスト配信中に音声広告が流れるとSpotifyアプリの画面上に関連するカード状の広告が表示されるようになります。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2201/07/news067.html
これまでの音声広告に加えて、スマホなどの画面にテロップ広告が同時に表示されるものですが、広告のアテンション企画をしっかり作り込みさえすれば新たなクロスメディアとして新市場をつくるものと思われます。具体的には、音声で「ただいま表示している◯◯」などのコメントを入れることや「画面をタッチしてお申し込みください」的なインタラクティブ広告を展開するイメージです。
技術的な開発が今後かなり必要になってくるかと思いますが、音声広告の後にしばらく広告画面が表示されていて、タイムラグをクリアする仕組みなどが生まれてくるのではないでしょうか。

いずれも、これからは五感すべてに向けデジタル技術を活用し広告のアテンションが高まってくるものと思います。広告代理店やWEB関連会社の方などは、この音声広告をいち早く取り扱うことで他社と差別化できる他、活用する企業としては、ポッドキャストなどはかなりターゲットがセグメントされていますのでより的確な広告が配信できるものと思います。